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「シーフードカップヌードル」
「大丈夫だよ、僕なら。意外と上手にやれているよ。」
ペンを走らせるわけじゃなくぼそっと呟いた
色んな事がわかったよ
人なんて預金通帳の0が二つ増えたとこで
強くはなれなかった
たった3分ちょっとで手にできる幸せなど
やっぱりすぐ消えて、着色料と保存料の味が
散らかる記憶の引き出しから 寂しさをひっぱり出しやがる
こんな時ふと、溢れる言葉は 「君がいればなぁ。」
寝起きが悪い僕の事 笑っていたけど
あれは違うよ
ゴネると優しくされるから 甘えていただけさ
占い好きな君の事 笑っていたけど
聞いとけばよかったと今更、思う
二人の行く末を
たった3分ちょっとの曲に救われたりする
僕らは弱虫で卑怯者だ 都合よく音を抱くんだ
この歌もいつか誰かに 都合よく愛されるのかな?
こんなに胸を痛めて生まれた 我が子なのになぁ
でもその相手が君だったなら 救われるよな
僕と離れる勇気がない 君の為にさよならを
どんな思いで告げたかを いつかわかっておくれ
たった3分ちょっとで手にできる幸せでも
きっと君がいれば着色料と保存料の味も
どんなフルコースの料理より幸せを感じられるのだろう
そんな事実にもう少し早く気付けていたなら
向かいに座るのは猫ではなくて君だったかな?
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