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0339

 

左手がちぎれる夢を見た

汗だくで飛び起きて横を見た

どうやら君が僕の左手を枕にしたせいだ

起きたらどうしてやろうかな?

 

あぁ決して細くはない、

飛び出した足に布団をかけた

世界中で今、君の寝顔を見ることが出来るのは

僕だけと思ったら何故だか涙が溢れた

 

愛とは君が好きなものを許せるかだ

たとえそれが僕の嫌いなもんでも

愛とは君が嫌いなものを殺せるかだ

たとえそれが僕の大事なもんでも

 

コメダ珈琲のピザトーストを

笑顔で頬張る君の心に

僕の愛はちゃんと届いているかな?

不安に襲われて死にそうになった時

 

多分、一人で全部食べられるのに「半分どうぞ」と

君からもらったピザトーストの切れないチーズは

まるで僕らみたいでなんだか愛おしくて涙を堪えた

 

愛とは君の不安を隠せるかだ

たとえそれが僕に見えないもんでも

愛とは僕の不安に目を瞑れるかだ

そう考えると愛せてないのかな?

 

いつかはこんな気持ちも あぁ、忘れるかな?

死にたいくらいに愛しているのに

 

愛とは君の命を守れるかだ

一つの迷いもなく盾になれるよ

愛とは僕の命をすぐ渡せるかだ

その命は君が好きに使えばいい

 

そう考えるとちゃんと愛せていたな

君の心にこの愛が届きますように

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