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  • 奥野涼

7/23 part 2

「全部あたしのせいなんです…。すみません…。」



と僕にいきなり謝罪をしてきた店員。



こちらも女性で、とても気の弱そうな人だった。

いきなりの謝罪で少し戸惑ったが、ようやくまともに話せそうな人に会えて、少しだけホッとした。



「なんすかこれ?ドッキリ?それにしては面白くないから、今すぐやめてもらっていいすか?」


と僕が懇願すると



「全部本当にわたしが悪いので…。」



「いや、誰が悪いとかはどうでもいいので。理由を聞いて慰める気もないですよ僕は。ただ、アイスコーヒーが飲みたいだけなんすよ。」



「そうですよね…。すみません。わたしのせいで……。」




だめだ。

一番厄介なタイプだこいつは。



どうやらこの女性が原因で、先の二人の女性はレジを打つ気がなくなったらしい。



その流れを見ていた二人の女性は、ヘラヘラと笑っている。




なるほど。

いじめってやつか。



TPOが新しすぎるぜ。




ロールプレイングゲームは得意な方だ。


ここで、この謝罪女の理由を聞き、この冷戦を僕が終わらすことで、先へ進めるってわけだな。


その先に、アイスコーヒーが待ってるってことか。



いいだろう。

やってやんよ。

あいつ(アイスコーヒー)のためならな。






ふぅーっと大きな息をつき、少しだけ心を落ち着かせた。





「えーと、あなたがこの二人の気分を害す事をしてしまったってことですよね。それでこの二人はレジを打たないっていうストライキを起こしたということでよろしいでしょうか?」



なるべく丁寧に。

心を開いてもらう事が大切だ。




「はい。その通りです。本当にわたしがあんな事しなければ……皆様に迷惑もかけずに済んだのに……」





フラグぅー!!!!!

立ってるぅーー!!!!!!!





これ回収して、シャクだけど解決すればコーヒーが飲める!!




意を決して、この戦争を終わらせる為の一言を告げてみた。

待ってろ、アイスコーヒー。






「なるほど。一体何があったんですか?僕でよかったら相談に乗りますよ。」






……こいっ!

「実は…」

ってこいっ!!!!!!!!





「それは………」






















「言えないです……………。」






















店いっぱいに

「んでぇやねぇん!!!!!!!!」



という僕の声が響き渡った。









そこで目が覚めた。

体調はバッチリです。



皆さま、残りの連休を楽しんでください。

では。


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